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ヒトパピローマウイルス

​予防ワクチン

子宮頸がんは、性交渉キス手指や口の接触によりヒトパピローマウイルス(HPV)が感染することで発症します。
子宮頸がん以外にも中咽頭がん肛門癌皮膚がんもこのウイルスにより発症しますので、当然男性にも関係のあるウイルスです!

一生のうち子宮頸がんになる人は1万人あたり132人(約70人に1人)
子宮頸がんで亡くなる人は1万人あたり30人(約350人に1人)

HPV感染者の子宮頸がん発症のリスクはHPV非感染者の400倍以上と言われています。

HPV感染の中から、一部ががんへと移行します。
日本では年間に約3,000人の女性が、子宮頸がんにより死亡しています。
さらに、毎年約10,000人の女性が、子宮を失っています

HPV検査により、現在既にHPVに感染しているかどうかを調べることが可能です。

※検査費用 自費6,000円(税別)


子宮がん検診(細胞診)とHPV検査を合わせて受けることをお勧めしています。
①がんになる前(前がん病変)の段階でほぼ確実に見つけることが出来ます。
②前がん病変でみつけることができれば、子宮を残して治すことが出来ます。
③将来がんになるリスクも分かります。


ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染した場合、もしくは既に感染している場合、ウイルスに対して効果のある薬や治療は現時点では存在していません。(子宮頸がんの兆候を早期発見する経過観察のみとなります)
このウイルスを予防するには、子宮頸がん予防ワクチンの接種が唯一の方法です。
予防ワクチンを希望される方は、お問い合わせ下さい。




<子宮頸がん(HPV)予防ワクチン>
 

日本以外の国では、当たり前の様に中学生の男女へ、ヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンが接種されています。
特に、日本人の場合「子宮頸がん」及びその「前がん病変」を発症している女性が感染している確率の高いHPV52型は、今まで公費負担で接種していた4価ワクチン(ガーダシル®)では効果がありません。その効果を有するワクチン(シルガード®9)が、海外より7年遅れてやっと2021年2月24日より接種可能となり、更に令和5年度より公費負担(小学6年生~高校1年生)となりました。

本来であれば、9歳以上の男女共シルガード®9を接種すべきです。
しかし、日本では定期接種(小学校6年生~高校1年生までの女児)が可能な対象は女児のみです。
また、定期接種対象年齢以外の女性、および男性は全年齢が自費となります。
そのうえ、日本ではシルガード®9を男性に接種することは禁止となっています。
したがって、男性にシルガード®9を接種したい場合は、以前と同様に海外から個人輸入した

ガーダシル9®国内のシルガード®9と全く同一のワクチン)を接種しなくてはなりません。


ワクチン接種を希望される方は、事前に「HPVワクチンに関する説明」を受けていただきます。

1.ワクチン接種希望者は、本ワクチン接種に関する充分な知識を得る為に、接種日より前に「HPVワクチンに関する説明」の予約を取り、院長より本ワクチンに関する必要性・注意事項の説明を受け、その内容を充分に理解した上で、後日ワクチンを接種することを原則とします。
当日接種を希望される方は、接種の意思が決まっている場合のみお受け致します。



2.ワクチン説明日・接種日ともに、接種者が未成年の場合は、必ず保護者(原則として接種者の実母または実父)の付き添いでご来院ください。

3.予約日時は必ず厳守して下さい。ワクチンの性質上、キャンセルは出来ません。キャンセル料は、ワクチン料金+予約手数料をいただきます。

4.説明・問診・同意書に必要事項を記入し、署名の上忘れずに持参してください。

5.9歳~14歳以下の男女に対しては2回接種(半年の間隔をあけて)を推奨されています。15歳以上は3回接種となります。


<接種費用>

国内 シルガード®9 1回接種 32,000円(税込み)


輸入 ガーダシル9® 1回接種 32,000円(税込み)

※在庫終了しました。男性への接種は当面お受けできません。
 

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