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業績

ST-TOMKO UBM Prototype 1 の開発について

IFFS/JSRM International Meeting 2015にて
[ Inferitility Treetment                             -Directly Cloce in on Empty Follicle Syndrome-       A first report]
を発表致しました。

 

2015年4月28日(火曜日)16:30
於:パシフィコ横浜 Room4(501)

以下は発表の原稿です。さすがに世界初の発表で、未だに誰も卵胞の中の卵子を直接観察出来るとは思ってもいませんので、その認知度は低く、フロアーには十数人の人しかいませんでした。試作機の精度を高め誰でも簡単に診断可能な医療機器を目指して行く所存です。
20年後には不妊症の診断基準は完全に卵子診断へ移行していると確信しています。
 


  Slide 1.

                                At First

◇There is no conflict of interest to disclose with regard to this subject.

 

◇I asked my co-author, Dr. Li of the National Taiwan University, to make some
 improvements to his idea ultrasound biomicroscope (UBM), for uses in obstetric
 and gynecological diagnosis. Said improvements were carried out entirely at my
 own expense.

 

◇And after twenty years’ work, I am at long last able to make an announcement
 to you all today regarding the Sterility Tomography Komputer Ultrasound
 Biomicroscope (ST-TOMKO UBM) system for imaging oocyte cumulus cell
 complexes (OCC) in human ovarian follicles.

◇ In English, an OCC is apparently generally called a COC. But the usual Japanese word for a COC translates to “oocyte cumulus cell complex”, so to emphasize the fact that this is a product originally developed in Japan, I have chosen to use the term OCC instead of COC.

◇I would like to express my deep gratitude to the IFFS and JSRM for accepting
 my “First Report” for an “Others” session of this world congress.

◇ I apologize that the content of this presentation is slightly different from that of the abstract.

◇ I’m afraid I’m not very good at English. If anything in my presentation was difficult to understand, I would like to talk more in the discussion room through an interpreter.

◇ This presentation is represents about 10% of everything I want to talk about. Therefore, I can't tell you all the details about the development. If you would like to know more, I will make a further presentation at another time and place.
 

  Slide 12.

An Animation showing an early antral follicle without OCC scanned by ST-TOMKO UBM.
Follicle size is 1.5mm×1.5mm

https://www.youtube.com/watch?v=cStoKCCl7LI

    Slide 13.

An animation of an early antral follicle and OCC
scanned by ST-TOMKO UBM
Follicle size is 2mm×2 mm

https://www.youtube.com/watch?v=X9A9wj-e-gM

Slide 15.

An animation of OCC in a latter period antral follicle scanned by ST-TOMKO UBM
Follicle size is 15mmΦ

https://www.youtube.com/watch?v=Ga8dcGR9Adw

Slide 18.

 Animation  of cortex and medulla of ovary scanned by ST-TOMKO UBM

https://www.youtube.com/channel/UCKwPiYKlK2RPpChVb7FOquA

Slide 19.

Smallest antral follicle in ovary scanned by ST-TOMKO UBM

https://www.youtube.com/watch?v=lNIwp7S5MWE

不妊超音波断層電脳生体顕微鏡(ST-TOMKO UBM)の開発について

私の母方の祖父、山崎義男が産婦人科医学を学ぶ為にドイツのベルリン大学に留学したのは、1920年の8月でした。
同期の医師に、妊娠中の母体尿中に胎盤から分泌されるホルモンが存在していることを研究している研究者がいました。
後に、世界で初めて生物学的反応を用いて尿中HCGを同定したBernhard Zondekです。 Zondekはユダヤ人でとても要領が良く、勤勉であった祖父のノートを度々写していたそうです。
その後、祖父は南満医学堂の講師や順天堂医院の医長を経て、1926年、松本市の蟻ヶ崎に産婦人科山崎病院を開院しました。甲信越地方で開業医として初めて産婦人科手術を行ったと言われています。
その当時の山崎病院関係者の集合写真です。御覧下さい。
また祖父は、安曇野市ゆかりの先人たちとしてもウェブサイトに掲載されております。
一方ZondekはAsheheimらと共に、1928年、生物学的妊娠反応を完成させました。(Asheheim-Zondek Test)
妊婦の尿を雌マウスの皮下に注射し、マウスの卵巣と子宮の変化を調べ、胎盤から分泌されるホルモン(当時はProlanと呼ばれ、現在はHCGと言われています)の検査を可能なものにしました。
卵巣の変化は、主に卵胞の成熟と排卵と黄体化であり、妊娠中の胎盤から分泌されるホルモンは哺乳類の卵巣に対して排卵誘発作用が有る事も証明した事になりました。
1931年には、成熟した雌家兎を用いて同様な検査を行うFriedman Testが開発され、その簡便さより生物学的妊娠反応は世界中に広まって行きました。
日本の産婦人科でも1930年代から1950年代にかけては、ポピュラーな妊娠検査法として用いられていました。
当時、私も祖父の病院や、父が勤務していた豊川市民病院で病院の裏手にあった「ウサギ小屋」に行き、意味も解らずウサギに餌を与えたことを覚えています。
1960年代に入ると免疫学的妊娠反応が開発され、その後HCGの測定法は飛躍的に進歩し様々な利用法が考えられました。
私の父 藤澤 昌三は、松本市で「信濃民報社」を創設した祖父 藤澤 千里の五男として大正11年6月15日に産まれました。
当時、父の同学年の男性は殆ど戦死しましたが、父は祖父 藤澤 千里に医者になる事を勧められ、医学生であった為、戦死を免れたのでした。
昭和15年5月21日「信濃民報社」と「信濃日報社」が合併し「信州日日新聞社」を発足した際の写真を御覧下さい。
父は金沢大学の医学部を卒業後、名古屋大学で基礎医学の血液凝固系の仕事をし学位を取得し、臨床を学ぶ為、地元の信州大学に戻り祖父 山崎 義男に産婦人科の基礎を習いました。
その後、再び名古屋大学に戻り当時の渡辺金三郎先生や八神 喜昭先生らと共に名古屋市立大学に移り、昭和33年3月に豊川市民病院に赴任しました。
その父が現在の豊川市四ッ谷町の地に産婦人科藤澤病院を開院した1970年代には、その「うさぎ小屋」も全く見る事が無くなりました。
1980年代には尿中HCGの半定量を利用して、(現在はLHが排卵に関与するホルモンであると解明されていますが、LHとHCGはその構造が似通っている為、当時はHCGを代用して測定していました)排卵時期を同定する検査として用いられる様になりました。
1990年代に入ると不妊症の検査として経膣式超音波検査による卵胞径の計測と尿中または血中LHの測定により排卵の予測を行う様になり現在に至っています。
つまり、約100年前に哺乳類の卵巣の卵胞を破裂させるホルモンが発見された事により、人に於いて排卵日を同定する手段が確立されるようになりました。
しかしながら、それらの方法は卵胞が破裂する日を決定するに過ぎず、実際に卵胞の中に有る卵子を同定する事は出来ないのが現状で、ましてや卵子が卵胞外に排卵され、卵管内にピックアップされる事を観察する事が可能な医療機器を作成すること自体、想像する事も出来ません。

祖父の留学から約1世紀が過ぎ、世の中は体外受精治療により卵子や受精卵の評価を行う時代に突入しています。
体外受精治療の際、事前に卵胞内の卵子の状態を憶測する為に卵胞の大きさの計測や血中のLH、エストラジオール、プロゲステロンの測定を行っています。しかしながら、その全ては間接的な検査であります。
無駄な体外受精治療を行わない為にも、成熟した卵子を獲得する為にも、卵胞内卵子を観察出来る医療機器の開発が望まれます。
私は1995年頃より生体内卵子を同定する為に、超音波生体顕微鏡による卵子診断法の構想を練ってきました。
2011年11月4日には「卵子観察装置」として特許を取得しました。
また、超音波を利用して動物実験を行っている施設の研究に、超音波の動物卵細胞に対する賦活化作用を報告するものが散見されます。
生体内(卵胞内)卵子を診断する事が出来、その卵子や受精卵の発育を活性化出来る医療機器が開発されるとしたら、Zondekが妊婦尿中のHCGを同定する方法を発明した事に匹敵する程に、今後の生殖医療に変化をもたらすものと考えます。

現在、国内の医療機器開発企業にST-TOMKO UBM PrototypeⅡの開発を依頼しております。その安全性や効果を確かめ実用化される迄には未だ若干の時間が必要と思われますが是非とも早期の完成を期待しております。

私も祖父や父から受け継いだ歴史、知識を最大限に活かし、子供に恵まれない御夫婦の為に役立つ医療機器を完成させて後世に役立てたいと切望しています。

 

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